第10回 修飾関係に気をつけよ

英文を読み解くコツ

次の文を訳してください。

The scientist has a love of facts, even isolated facts, similar to the poet’s love of words.

今日のは簡単そうに見えるね。最初は「科学者は事実の愛を持っている」でいいんだよね。
ofが出てきたらすぐに「~の」と訳すことが多いけど、ofで特に気をつけるのは、ofの前の名詞を動詞に変えることができるときには主格関係、目的語関係の場合があるから、それを意識して訳すとすっきり訳せることがあるよ。
例えば?
Humans are a creation of God. 「人間は神作ったものだ」はofの後ろのGodがcreationの動詞形create に対する主語になってるでしょ。それに対して、War is destruction of human life.「戦争は人の生命破壊するものだ」は、destructionをdestroyという動詞に変えると、human lifeが目的語になっているよね。前のが主格関係で後ろが目的語関係だよ。
てことは、loveを動詞にして考えると、factsを愛しているっていう目的語関係だね!だから「事実を愛すること」か。カンマの後ろは事実や孤立した事実みたいに2つ並列で並べてるの?
カンマの後ろは、factsの内容を少し詳しく述べているんだ。バラバラになっている事実であってもね、と補足説明をしているわけだね。
じゃあ簡単だね!「科学者はバラバラの事実であっても事実を愛していて、同じように詩人も言葉を愛している」でいいんじゃない?
残念ながら違うんだな。similarの品詞を考えなくちゃいけないんだ。品詞は何?
えーっと。形容詞かな。
そうだね。形容詞から後ろは一つのまとまりになっていて形容詞句を作っているけど、それがどこを修飾しているのかを考えなくてはいけないんだ。
形容詞ってことは名詞を修飾してるんだから、factsかな?でも似ている事実はおかしいなあ。あ、loveだね!愛情が似ているってことじゃない?
その通りだよ。詩人が言葉に対して持っている愛情と似たような愛情を科学者が事実に対して持っている、ってことなんだ。
そうか!まとめると、「科学者は、詩人が言葉を愛する気持ちと似た愛情を、ばらばらの事実であっても、事実に対して持っている」てことだよね。
ちょっと訳がぎこちないけど構文がきちんと取れているからそれでいいよ。
何となく雰囲気で訳しちゃいけないんだね。わかりました!

まとめ:SVOC以外の修飾語を見たらどこにかかっているのかを考えよ。
形容詞の場合は、形容詞句の内容からどの名詞を修飾しているのかを見抜くようにしよう。

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