第17回 部分否定に気をつけよ

英文を読み解くコツ

次の文を訳してください。

Every piece of reading matter that comes before our eyes is not equally worth reading, nor do all make equal claims on our attention.   (成蹊大)

最初は、すべての読み物って意味だよね。reading matterで読み物だって聞いたことがあるけど、合ってる?
そうだね。matterにはいろんな意味があって難しいけど、reading matterで「読み物」という不可算名詞なんだ。その証拠にpiece ofがついているね。
よかった。後ろが関係代名詞のthatで、私たちの目の前に来るすべての読み物、が主語ということになるね。
動詞はもちろんisだから、カンマまでは、私たちの目の前に来るすべての読み物は等しく価値がないって、てことかな。
なんか意味がおかしくないかな?みな同じように価値がないって。
ここは部分否定になるよ。
部分否定ってなんだっけ?忘れちゃった。
部分否定は、全体を表す単語にnotをつけて、全体がそういうわけではない、という意味にする。つまり部分だけを否定するんだよ。both、 every、 allなどにnotをつけて両方とも~というわけではないとか、すべてが~というわけではない、となるんだ。思い出した?
そうだったね!思い出した。
ということは、「私たちの目の前に現れるすべての読み物が等しく読む価値があるわけではない」でいい?
そうだね、じゃあカンマの後ろを訳してごらん。
いきなりnorが出てくるとわかんないなあ。norはneitherと一緒に使って、neither A nor B(AでもBでもない)しか思い浮かばないよ。そもそも主語はどれなんだろう?
norはその使い方通り、「~でもない」という意味だよ。こういう否定形が文頭に出てくると、倒置が起こることが普通なんだ。だから、do+主語+原形という疑問文と同じ形をとるんだよ。準否定語といって、rarely(めったに~ない)hardly(ほとんど~ない)little(ほとんど~ない)などの時も倒置になるから気をつけてね。
なるほど。ということはdoの後ろにあるallが主語になるんだね。make a claimは確か主張するって意味だから、等しい主張をする、私たちの注意の上に、となって、全体を合わせると、全部が私たちの注意に等しい主張をしないという意味かな?
あれ?さっき部分否定をやったよね?ここにもallと否定を表すnorがあるよ。
あ、そうか。これもそうだね。てことは、すべての読み物が私たちの注意の上に等しい主張をするわけではないってことか。
構文はそれでいいだろう。ただ訳としては、注意に等しい主張をするはおかしいから、ここでは、「すべての読み物が私たちに等しい注意力を要求するわけでもない」ぐらいに訳しておくといいね。

まとめ:every,all,bothなどの単語にnotがついたら部分否定を考えよ。
また、否定形が文頭に出てきたら倒置文だと思え。

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